2 月
13
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初段を新しく作り直結にしてみたり、アレコレ試してみた結果、結局カスコードにエミッタフォロワ追加の回路が好みの状態として落ち着きました。
最終的な回路図を載せておきます
今回はめんどくさいけど負帰還量の違いで、周波数特性がどう変化するのかデータを取ってみました
数値的にはこれです
グラフにするとこうなる
0.125W時のデータですが負帰還をかけると30Hz以下で(特に20Hz以下で)低域が持ち上がります
パワーを上げていくとピークはなくなり、それなりの状態になります。
あれこれ帰還量を試しました、正直言って4dBから11dBくらいの間で聴き比べして個人的な好みで少なめが良しと判断しました
それで、今はNFB抵抗を2.4KΩから3.2KΩに変更しOPT 2次側の8Ωのところから初段に帰してます、これで実測4.2dBの負帰還量です(この状態でのデータは取っていません)。
小音量時の低域のピークは、どうするか悩んだんですけど
これ、もしかしていい感じかもぉ
小音量時は低域が不足気味なことが多いのですが、それを補ってくれます
それと、もしこの回路を基に同様なアンプを作った人がいたとして、しかもスピーカーが小口径(10センチ以下とか)だと低域不足を補うのにちょうどいい様な気がしてます。
気が付いた人がいると思いますが、このアンプは175KHz辺りにピークがありますが気にしなくていいと思ってます。
その他、個人的印象としては全段差動6SN7ppとよく似た傾向の音で鳴ります、このことから6SN7ってこんな音なんだろうなって思ってます、幸いなことに、とても好きな鳴り方をしてくれます。
最大出力はオシロで見てノンクリップ時の出力は0.8Wくらいです、波形が歪みますが入力を増していくと1.2Wくらい出るみたいです。
ずーっと聞いてると、前回の全段差動アンプより、こっちのシングルアンプの方が音的に好みです
特にサックスとか弦楽器とかいい感じで響きます。