アンテナチューナー

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昔はアンテナカップラーとかマッチングボックスとか そんな呼び方してたんだけど
いつの間にやら「アンテナチューナー」が定着したみたい。

今でも手動式のアンテナチューナーが製品として販売されているところをみると需要はあるのだろう。

ただの飾りになるような気もするが、不意に真面目に作ってあるのが欲しくなったので新品は買わず
昔のを(40年以上前のものと思う)ヤフオクで買った。

真面目って いったいナニ?
ここがポイントだな、これから買う人の参考にでもなればいいのだけど。

中を見るのが一番だよね、まあ見比べてみるといい
あの時代のY社のアンテナチューナーは、とても真面目な作りをしている
それと比べて同年代のT社のは美しくない。(T社のはネットで探してね)

FC-301とFC-901を買ったのだが、どちらも中身は同じです
これらのモノと同等品を自作しようと思ったら、現在は部品が入手難ですから揃ったとしても高額になってしまうのは確かなことです。

こはれFC-301の内部です。

こっちはFC-901の内部です
少しだけ違う理由は筐体の奥行きの違いと、ワークバンド対応で配線が多いです。

FC-301とFC-901の正面から見た画像です。

それぞれの回路図も載せておきます
基本的にトランスマッチ方式です。

中身は同じなので安く買いたい人、外見に拘りがない人はFC-301の方が買い得感が高いです。
確か、FC-107も回路は同じだったと思うけどバリコンの耐圧が低いと思われます。

屋外で無線をするかもしれないので、持ち出し用に続けてFC-707も買いました。
こちらはπC型って呼んでる構造です。

薄型でポイントを押さえて、上手くまとめられています。
MAX150Wまでとなっていますがタイトのバリコンが使われているのが嬉しいです。

電源を供給すると内蔵のダミーが使えます。

こちらの回路図も載せておきます。

コメットのCAT-300もFC-707と回路的には同じです
このCAT-300の内部構造で50メガ帯まで対応というのはハッキリ言って無理があります
ワークも50もって欲張りすぎて配線が苦しいですね、この構造だと物理的に24メガ以上は厳しい気がします
商品価値を高めるためっていうのは理解できます
クロスメーター搭載なのとサイズ的に人気があるのかもしれませんが・・・

FC-707はFT-707用として
FC-700はFT-77用として

基本的に、どちらも同じです。
なぜ、それぞれ型番を変えてまで製品化したのかは疑問ですがそれがY社のこだわりなのかも。

全体を通してどのチューナーもワークバンド対応か否かで多少落札額が違うかもしれません。

話しのついでにIC-7300の内蔵チューナーを調べてみました
リレーでガチャガチャ切り替えるタイプなので回路を追うのも疲れます
読み間違いでなければ次のような回路です(基本構造のみ、俗に言うL型マッチング回路)

アンテナ側のインピーダンスが50Ωより高いか低いかでコイルの前あるいは後ろにコンデンサーが入るようになっています。
昔に流行ったCLC型かと思ったら、そうではありませんでした
CLC型はハイパス(HPF)構造なのでスプリアス等の抑制効果が期待できないため用途によっては避けた方が良いと思います。
オートアンテナチューナーの場合、SWRが1.2から1.5くらいまで下がったらチューニングを止めるので、逆に言うとスルーで1.5程度の時にチューナーをONにするのは意味がないかもしれませんね
実際に試してみたら、逆に悪化したこともあるし、最良点を求めるなら手動式がベストです。

話しついでに
子供のころ貧乏だったので自作のチャンガラ無線機でアンカバをしていた時期があり
その時は部屋の外に10mくらいの電線を木の枝等を利用して張り
その一端を次のようなマッチング回路に接続して楽しんでいました。
とても効率がいいみたいで1W程度でも7メガですが全国と通信ができました
当時はアンカバが多くいて相手には困らなかった(50年以上前の話なので時効だよね)
※アンカバとかアンカバーとか、要するに無免許のことです。

銅線を巻いたコイルにバリコンを並列に接続します
アンテナ線はミノムシクリップで良さそうなところに付けます。
2次側の送信機へは1次コイルのに重ね巻でもいいし、すぐ横に配置してもいいし1Tくらいでちょうどよかったです。
図中のアースはすぐ近く(窓の下あたり)の地面に金属棒を打ち込んでいました。
これとっても効率よかったです。ただし10Wを超える運用にはバリコンの耐圧が追い付かないので向いていません。

この3機種ともメーターは進行波と反射波を別々に見るので慣れが必要かもしれませんが
動作目的を理解し、反射波が最少になる様に調整すればいいだけので操作ですから簡単です。
それとワークバンドに対応していなくても、それに近いバンドに繰り替えて操作すれば十分に調整が可能です。

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