3 月
18
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Bluetooth受信基板を買ってみた
JC-303 Bluetooth 5.0 オーディオモジュール 受信DACデコーダでamazonで2,050円でした。
これを選んだ理由は特にありません、なんとなくってやつでしょうか・・・
BluetoothチップはQualcom QCC3003
DACはPCM5102A
この基板にはレギュレーターが乗っていて(LM2575S)広範囲の電圧に対応できるみたいです
6Vから36Vと書かれていますが何ボルトが適正かは知りません
※基板の電源ソケットの所には12Vと書かれています。
「このJC-303 Bluetooth 5.0には説明書は入っていません」
このユニットの裏側にBluetooth基板が半田付けされています
6Vからテストして18Vくらいまで動作確認しました
レギュレーターが乗ってるので、何の問題も無く動作します、電源ラインのコンデンサは50V耐圧なので説明通り36Vまでは使えると思います
6Vと低い電圧では電流がけっこう流れます、Bluetooth接続が確立して音を流すと約90mA流れますが
12Vだと40mAくらいだったかなぁ?
たいしたことは無いので、適当に手持ちの電源アダプタ(6Vから36Vの範囲)で使えばいいと思います。
アルミダイキャストのケースに入れてみました、いつものめんどくさい加工の始まりですが、丸穴をあけるだけなのでチャチャっと加工は完了しました。
ダイキャストケースなのでポンチを打ってはいけません、割れちゃうよ。
必要な部品を取り付けたのがコレ
JC-303 Bluetooth 5.0のユニットは固定する気は無く、適当に配線の力を借りて止まっている状態にしますが、回路のショート防止にダイキャストケースとJC-303 Bluetooth 5.0の間には透明なプラ板を噛ましてます。
JC-303 Bluetooth 5.0のユニットをケースに入れる前に少しだけ配線等を半田付けしときます
かなり適当に作業を進めているので見た目は気にしていません
抵抗はLPF用です、コンデンサはRCA端子のところへ付けます。
一通り取り付けたら音出しをしてみよう、配線を終えたのがこれです
電源スイッチとDCジャックの間に見える黒い部品はトロイダルコアを使ったコモンモードのフィルターを入れてます。
あちゃー 間違ってるぞー
Bluetooth接続して音楽流してるのに音が出ない なんでやねん???
と 思ってよく見たら バカだなぁ あれほど事前に決めて確認していたのに
半田ごて持って作り始めると もー忘れてる 入力と出力が反対じゃん
頭の中では、ケースの後ろ側が出力で前側を入力と決めていたのに、それが反対になっていました。
RCAプラグを前後差し替えて動作するのを確認しました。
僕が買ったJC-303 Bluetooth 5.0のユニットはLPFは乗っていないようなので自前で用意します
PCM5102Aのデータシートで確認すると470Ωと2200PFが記載されていて、amazonの書き込みではLPF付と無しのバージョンがあるようです。
僕の場合は、その定数は気に入らないので1.2KΩと3300PFにしています。
とりあえず、これでPCとかスマホとかから自作のオーディオ機器で音楽を流せるようになりました
以前に作ったトランス式USB-DACもありますが、ケーブルでPCと繋ぐのも面倒なのでBluetooth式も用意してみました。
しばらく聞いてるとRCフィルターよりLCの方がいいかと考え直して4.7mHと3300PFに変更しました
変更ついでに入出力の配線も当初予定した向きに変更しました。
回路図で書くとコレ
4.7mHのインダクターは秋月電子で買えます、3300PF(3.3nF)はごく普通のフィルムコン(マイラーコン)です。
聴感上 RCよりLC式のLPFの方がいいと思います もしかするとただのフラシーボか?
ただ、抵抗からインダクターにしたことでクロストークが増えます
事前に確認したら2つのインダクターは可能なら8センチくらい離したいところです
あるいは直角(インダクターのコア軸を中心)に配置するかです、可能なら2センチ以上離して直角に配置するとベストです。
今回はケースのサイズやらRCA端子の位置などの関係で、できるだけ離して90度ズレるよう配置しました。
その他、気になるというのか気付いたことなど・・・
このJC-303 Bluetoothユニットは外部アンテナ用コネクタの外皮側は基板に対して直流的に接続されていません(コンデンサーを介してアースと繋がっています)
最初はケースにアンテナコネクタを取り付けるから、ここで一点アースになると考えてRCAの端子は入出力共にアースから浮かすように加工取付しています
テスターで電圧を測ろうと思った時に、直流的に繋がっていないことに気づきました。
そのため、ケースに対してアースは接続しないままになっています。
それと、このJC-303 Bluetoothユニットは誰とでも簡単に接続を確立します、早いもの勝ちって感じなので電源スイッチは必要ですね。
リレーは状態により切り替わります
1. 電源OFFの時とBluetoothの接続が確立していない時はLineIN-OUTが繋がり直結状態になります。
2. Bluetoothが接続されるとDAC出力がOUTに接続され、LineIN側は切り離されます。
※デバイスはJC-AUDIO-BTDACという名前で表示されます
このLineINは並列に20KΩが入っています、邪魔なので取り外そうかと思いましたが、とくに問題ないのでそのままにしています。回路で書くと以下の通りです。
本当はリレーって嫌いなんだよな
リレーもデータシートで確認したところ接点の可動回数は1000万回とありますが、これは機械的に動きますよってだけの話しで接点の接触抵抗を保証するものではありません
この使い方だと接点に直流電流が流れないため、思ったよりも早い時期に接触不良を起こすだろうと予想しています。
出来上がったのがこちら
9Vのスイッチング方式のACアダプタを使って聴いてます。
さてさて、音の評価については、まともな音源を持っていないのでアレですが
よほどの拘りを持ったマニアでない限り、このJC-303 Bluetoothユニット+LPFは良いと思います。