8 月
22
|
QNAPに自社のアプリ(業務用ソフトウエア)を搭載するためにカスタマイズをしています。
同じものを何台でも作れるように裏ワザ無しで構成する必要もあり
勝手に作業上の壁もできたりしますがQNAP自体が最初から制約がありますから
予備実験はそれなりに苦労します。
カスタマイズ 第一弾としては以下の内容を目標に設定を進めます。
- PDFファイルからサムネイルが生成できるようにする。
- PostgreSQLが使えるようにする。
PDFからサムネイルを生成するにはimagemagickとghostscriptをインストールします
それには先にOptware ipkgをインストールすると後の作業が楽です。
いくつかやり方はありますが簡単に再現性の高いインストール方法としてはipkgコマンドを活用するのがベストのように思います。
QNAPのAPP Centerを開いて開発者ツールの中にあるからOptware IPKGをインストールすれば準備OKです。
ブラウザーからGUIツールで操作してもいいのですがお奨めはSSHで接続して以下のコマンドを実行します。
ipkg install imagemagick
ipkg install ghostscript
インストールしてみてあれあこれコマンド操作をしてみると足りない機能が結構あります
たとえばphp-pearはipkgでインストールできますがpeclは提供されていません
と言うことは、imagickがインストールできないということです
ソースからインストールすれば可能だと思いますが、作業上の手間を減らす必要もあるため断念します
imagickが使えない代わりにconvertを使うことにしました。
次にPostgreSQLは以前はQNAP用は無かったのですが最近はベータ版が提供されています
そのせいで、あまり好きではないmySQLを使っていました「これからも使いますけどね・・・」
APP Centerのベータ版としてリストされていますのでクリックしてインストールすればOKです。
ただし、こちらが意図とする設定にはなっていないのでSSHでログインし設定ファイルを編集することにしました。
全くの新規でデータベースを作成するなら特に問題はないかもしれませんが
既存のを移植するには都合が悪いので自分好みに変更する必要がありました
ベータ版なので気が利かないのは仕方ないと思ってます。
ベータ版のPostgreSQLはver9.2.1で、おまけに付いてる管理ソフトのphpPgAdminはver5.1です
このphpPgAdminはphpMyAdminと似たようなものですが個人的には操作しにくく感じます。
ここから先の話は長くなりそうなので
本日はカスタマイズ第一弾ということで続きはまた次回にでも。