令和初日 みなさま いかがお過ごしでしょうか
僕は、昨日までは改元に伴うシステムプログラムの変更作業を行っていました
リモートで客先のサーバーに変更後のプログラムを転送するので座ったままの作業で無事完了しました。
本日からは、連休明けの納品準備をのんびりとしています
合間に、気になってたというか、平成最後の日にやり残していた中華デジタルアンプを少しアレンジしてみました。
予定していた基板に実装されているRCAプラグとVR(50KΩ)を取り外しました。
こんな感じになります、すっきりしましたね
要らない部品を外したところです
この中華アンプですが以前に書いたかな?
正式名称は WINGONEER TDA7498E 2×160W でアマゾンで売っています
でっ、いらない部品を外して仮組したところ、あのノイズ(これもホワイトノイズっていうのかなぁ?)が激減し、誘導性ノイズも無くなりました。
ただし、最終的には何かしらの入力機器と接続しますから、それの影響でノイズは出ます(このデジタルアンプの場合)
端子類を外したので基板から直接シールドケーブルを使って板に取り付けたRCA端子まで配線します
入力に何もつながずオープンのまま電源を入れても静かです、ノイズはスピーカーに耳を近づけてようやく微かに聞こえる程度となりました。
TDA7498Eデジタルアンプ
こんな感じです、基板からRCA端子の途中にトーキンのフェライトコアを入れてます
この辺りが、一番ノイズが低下しました。
それと、入力にケーブルをつなぐとノイズが増えます
これについては決定的解決策が思いつかないため止むを得ずRCA端子の裏側に抵抗で簡易なATTを組みました
※意地でもVRを付けたくないものですから・・・
これで、なんとか実用に耐える中華デジタルアンプになった気がします。
スピーカーの件ですが
ツイーターのクロスオーバー周波数を変更して違和感が無い状況になりました
6B4G真空管アンプで丁度いい感じの6KHzからの変更です
一応、4KHz・5KHz・6KHz・7KHzと真空管アンプの時にテストして6KHzに落ち着いていたのですが
今回のアンプでは最終的に10KHzの設定で落ち着いてます
LCで構成しているので10KHz:12dB/oct仕様です
どうにも使う気にならなかった中華デジタルアンプでしたが
手持ちの廃材を活用して、いい感じになりました
税込2,700円程度のオモチャでこんなに遊べるとは思いませんでした。
僕には板切れに組んだ不細工なコレが可愛く思えます
あえて このアホ丸だしなところが気に入ってます。
written by boss
先日の中華デジタルアンプ TDA7498E 160W×2 の件ですが
一旦は処分予定の箱に入れていたんですが
何気に取り出して再チャレンジしてみました。
1. ノイズが多くて使い物にならない件
- これは、ボリューム(VR)を最大から少し絞ったところでノイズがガクっと減る事に気づきました、基板に実装されているVRは最大だとノイズが激しく、中間だと別の誘導ノイズが入り気になります、なので最大位置から8から9割のあたりが無難のようです。
- ノイズはTDA7498E自体が出しているモノ以外に電源からのノイズもありバッテリー運用もしてみましたが充電がめんどくさいのでトランス式の電源をでっちあげました。ACアダプタに限らず殆どのスイッチング電源はノイズが多く使う気になりませんでした(手軽で便利ですけどね)、各種フィルターを作って試しましたが苦労の割には結果は悪く安物なりの性能だと思います。
2. 歪みの件、特に高域での歪みが嫌になる件
- これについては中華デジタルアンプを使う時にはツイーターを外すことにしました。
使っている20cmフルレンジスピーカーが16KHzあたりから下降し始めるので、高域に癖のある中華デジタルアンプの嫌な部分と相殺されてフルレンジ1発でバランスが良いように思いました。※ただし入力ソースにもよるので曲に合わせてツイーターはon・offしてます。
連休も無駄に長いので大人の工作教室ってノリで木の板にアンプと電源を木ネジで組付けてみました。
板にスピーカー端子とRCA端子を取り付け
上から見たところ
横から見たところ
板・トランス・コンデンサ・ラインフィルターなどは自宅の物置に転がっていたものを利用しています
トランスはカットコアトランスです、手持ちの5A(5アンペア)・12Aなどのトランスも有りましたが、EIコアで大きく重く熱損失も大きめで迷っていたら、小型ですがカットコアトランスがあったので使ってみました。
一通り手持ちのトランスは全て動作テストしたうえで、この小型カットコアトランスを使う事にしました。
実はこのカットコアトランスはセンタータップ付き15Vで0.3Aの容量しかなく本来なら使えません
幸いデジタルアンプなので使えただけの話しです
全波整流して16000μFで受けています(8200μF×2のブロックコンをパラって使用)
小音量で22.3V程度、やや音量を上げて22.1V程度、ガンガン鳴らして21.9V程度の電源部となりました
因みに、この部屋は40畳ほどです、ここでうるさいくらいに音量を上げても、このトランスで使えています。
瞬間的な電流は大容量のコンデンサーが何とかしてくれるのでは? と思っています。
※正確にはオシロで波形を見る必要がありますが、見ない方が幸せな気がするのでヨシとします。
細かい事を言うと、低音時に電流を必要とするので低域をガンガン出すには大容量のトランスが必要で、バッテリーや12Aのトランスの方が僅かに低音の出がいいのですが殆ど気にならないので小型で軽いこのカットコアトランスで行きます。
ガンガン鳴らして長時間使ってみますがトランスは全く熱くなりません、ほとんど熱が出ないみたいです
今回は捨てるつもりだった中華デジタルアンプなのでRコアかトロイダルのトランスを買う気になれず、廃材で完結できたのはとてもハッピーです。
この板切れアンプには電源スイッチは付けませんでした
もしもの時のためにヒューズは付けています、そして気休めのコモンモードフィルターを使ってます
いえいえ、正確には画像の通りフィルターとヒューズなどが一体になった部品が転がっていたので、それを使っただけの話しです。
コモンモードのフィルターもたいした効きは無いと思いますが電源ラインを通してノイズが行き来するのを少しは防いでいる筈です。
今、やり残しているのは、基板に付いてるRCA端子とVRを取り外して入力部分はアレンジする予定です、そして板に取り付けたRCA端子へ配線をしようと思います。
さあ、平成最後の工作教室はひとまず終了です。
written by boss
時間が取れたら交換しようと思っていたエンクロージャーのスピーカー端子を本日ようやく交換しました。
今までというか、最初に使っていたのはこれです
スピーカー端子 80ミリ角で丸穴の外径は67ミリ
これって、もしかして使っている人も多いのでは
アマゾンだと57ミリ角ぐらいのようですが、これは80ミリ角あります。
たぶん、どのサイズを使っても似たような事だと思いますけど・・・
これは肉厚が薄過ぎて約950Hzで共鳴してピーピーと煩く鳴り響くんですよ
最初は特定周波数でスピーカーが歪むのかと思って調べたら、このスピーカー端子が激しく振動していました。
エンクロージャーは18ミリ厚で構成しているのに、この端子は2ミリ程度の厚みしかありませんから耐えないみたいです。
それと、端子間が狭くて操作しにくいです、バナナプラグだけ使うなら我慢もできますが
ツイーターへの配線はY型圧着端子を使っているので、2系統の配線を付けたり外したりは面倒でした。
でっ これを止めて板に交換して(元のスピーカー端子用の丸穴70ミリを塞ぐためにも)、赤黒2段ずつの端子を取り付けました。
使ったのはこんなものです
スピーカー端子 赤黒
このままだと、やはり端子間が狭すぎるので組みなおして赤2段・黒2段にしてます。
裏側の配線はこんな感じです
スピーカー端子の結線方法
線の止め方
このスピーカー端子は厚板に最適ではありますが、使われているプラスチックが弱すぎるので留め方には工夫が必要です、それと端子への半田付けは到底耐えられそうにないので圧着端子等を利用して端子間の接続を行いました。
エンクロージャーに取り付ければ完了です
これで、耳について邪魔な音を発してたゴミ端子を交換できました。
written by boss
高級品は買うつもりが無いので低価格なデジタルアンプを買ってみました
どれがいいのか分からないので部品の実装画像を見て判断したのがこれです
TDA7498Eデジタルアンプ
結構まじめっぽい作りです
ケースなんてありません、ただの完成基板なんですが買った時は2600円くらいだったと思います
大きさは手のひらサイズってところでしょうか
電源は事務所内のゴミ箱に捨てていたノートパソコン用のアダプタを使ってます
19Vで3.75A出力のモノです、テストしたら9Vから動いたので12Vのアダプタでも使えます
製品規格は14Vから36Vだったように思います
スピーカーには4Ωから8Ωが使えます
4Ω負荷で36Vの時にMAX160Wとなっています(マジかよー)
そんなわけで、通常の音量で使うと熱も上がらないようです。
ノートPC用の電源アダプタを使ってますと高域の出が強い感じがします
少し尖った感じとでもいうのか耳に付きますね
ツイータを外してフルレンジ1発で聴くと丁度いいのかと思ったら、そうではなくてやっぱあった方がいいみたい。
手持ちのトランス式20アンペア安定化電源(これも40年前に自作したものです)で試したのですが
低域の出方が良くなります。
ついでに12V鉛シールドバッテリー(UPS用の予備)が2個あったので直列にして24Vでも鳴らしてみました
音の感じはトランス式電源と同じでした。
このデジタルアンプはネットでは皆さん良い評価でした
僕はノイズが多いので好きになれないと思いますが
BGM程度に流しっぱなしで使うには電気を食わないので用途によっては良いかもしれませんが
音楽鑑賞には厳しいかな、ギターアンプには向いてると思いますけどね。
下手に高価なアンプを買っても音が良いとは限らないので
そのことを思えば3000円で買える中華デジタルアンプは選択肢に入れていいと思います。
それと、FOSTEXのFF225WKは、音が良いとは思えない
ハッキリ言って6000円程度のJBLのPC用スピーカーの方がいい音してます。
エンクロージャーが合わない可能性も多大にあります
メーカーが出してる純正のシンプルなバスレフ式エンクロージャーの方が良かったのではないかと激後悔してます。
そんなこともあり、FF225WKとダブルバスレフの組合せでは2日も続けて聴く気になれず
今は40年前に買ったNew Golden 8Tに取り換えて使ってます
こっちの方が音楽性を感じる音なんです。
New Golden 8Tってこんなスピーカーです
リチャード・アレン New GOLDEN 8 TWIN
今はエンクロージャーも自分で作ろうかな どうしようかな 迷ってます
心の叫びとしてはメーカーの完成品(JBLかヤマハか、それとも・・・)を買った方が幸せだと言ってるから。
着地点が未だ見えないのでありました。
written by boss
事務所内を歩いていたら段ボール箱スピーカーに躓きハマった そんな話しじゃないよ。
その段ボール箱から出世をしたくて木の箱に入れてみる事にしたのだが
これが悪夢の始まりだったとは・・・ トホホ
板を切り出すのも手間なのでネットで探してみたけど、なかなか無いですね20cm1発用
何気に見つけたのは「飛びねこ」さんのサイトでした
仕様はパイン材の18mmを使いダブルバスレフとなってます
計測データが載っているので買ってみました
推奨スピーカーはFOSTEXのFF225WKですが、手持ちの古いスピーカーを取り付けて聴いてみました。
あちゃー ダメですね 段ボール箱の方がいいです
まあこのスピーカー(リチャード・アレンNew Golden 8 Twin)は、妙な癖があるのでダメだろうとは思っていましたが、隙間だらけの段ボール箱の方が相性がいいということは平面バッフルの方が適しているのかもしれません。
せっかくのダブルバスレフの箱もこのままでは無駄になるので推奨のFF225WKを買って聴いてみました
いやー 驚きましたね
たった3W程度しか出せない真空管アンプなのにフルパワーにする必要も無く
部屋を揺るがすほどの低域が出てきます、これがダブルバスレフとやらの底力か
やはりFF225WKがこの箱には適しているのでしょうか?
しかし、この低域は下品で音階も表現できず何の楽器が鳴っているのかさっぱり分からない
高域は詰まった感じで全く伸びの無い籠った感じとでも言うのか20cmフルレンジ1発はバランスが悪いですね
ガッカリだね、音楽性の欠片も無い下品な低域とフン詰まりな高域
解像感も定位も希薄なこのスピーカーと箱のどこがいいのだろうか? 理解できない
エージングが要るとかってバカの一つ覚えは言わないでください
とにかくこの気持ち悪い音は何とかならないものか
仕方無く高域はツイータを追加して調整中、低域はバスレフの出口に吸音材やらテープで塞いで調整中
これくらいやれば、少しはマシですワ
箱の下にマットを敷いてます、直接床に置くと座りが悪いのもあるけど、嫌な低音が必要以上に伝わるので、ここらも調整中です
もう少し粘って調整してみますが、程々な所で見切りをつけて、次へ進みたいものです。
追記:
20cm程度のスピーカーで無理に低音を出す(強調)には無理があるのでしょう
ダブルバスレフだのバックロードホーンだのと再生能力を超えた表現はできないと思いました。
written by boss