10 月
17
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前回40年前に作った6V6シングルアンプを最近になってハイブリッド化したことを書いたけど
その出てきた音が気に入ったことからシャーシを少し小型なものに変更しまた。
主要部品を外した以前のものと新しくなったものの様子がこれ
なんか、そのうちテスト用に使えるような気がします
で、あたらしいのこっち
こんな感じで奥行きが5㎝短くなって幅300×奥行150となりました
今回は思うところあって入力のRCA端子も正面に付けてます。
アルミシャーシの加工から概ね完成までを一気にだーっと
こんな感じでしょうかね
回路図を一応だけど載せときます
先に言うと、毎日のように呆れるほど定数も変更したしトランジスタもFETもあれもこれも変えた、
最終的に言えるのは、今日はこの回路であり定数です
記入している電圧は1次側の100Vが102Vから106Vあたりまで、計測の度に違うので参考程度に考えてください
少しくらい違ってもなんら音の違いはありませんから。
回路図
UL接続から3結にしました、もちろん5結も試しました、音的には3結が好みのモノでした。
実はこれ1ヶ月も前に作り替えは終わり、毎日のようにこのアンプで音楽を聴いてますが、その時に測定してみたらどうにも気になる事があって毎日のように試行錯誤の繰り返しが続いてるんです、呆れるほど思いつく限り試し続けています。
その、測定結果の気に入らない、解決できない部分については以下に画像を貼り付けときます。
1. 入力・ドライブ段・出力の3か所を計測(1KHz)
このあたりは問題は無し。
2. 60Hzでの波形です、ドライブ段のは邪魔なので非表示にしてます
解りますか? 波形は青色の左上あたりから崩れていきます、以下に20Hzまで何枚か載せますので気付くと思います。
こんなに変なんですよ、60Hzから下は何をどうしようがダメです
6V6のグリッドにR9/10KΩは試しに入れてみただけで特に意味はありません
定電流回路の抵抗は28Ωから30Ωに変更しました、27Ωやその他試したけど30Ωの時が音的に気に入ってます。
上記の波形の通り、測定上はダメなんだけど、出てくる音はとても好みの音がするので複雑な心境です
カソード周りのバイパスコンデンサは以下の図のように変更してみましたところ15Hzあたりまで歪みは小さくなりましたが、肝心な音は悪くなりました。カソードに入れたパスコンの1000μFがチャンガラ過ぎたのも原因かもしれませんが、定電流回路独特のあの音がしなくなって平坦な味気の無い物となったため直ぐに止めて元に戻しました。
これがダメだったパスコンの入れ方の図です
それと、6V6は3結にしていますがプレートとSGを直結にしていたら無負荷の時に発進気味だったので現在は220Ωをかましてます。
初回からの変更点は大雑把に言うと3点のみ
1. Q1の動作電流を上げるためにソース側の抵抗100Ωを50Ωに変更
2. 6V6の定電流回路で28Ωから30Ωに変更しカソード電流を減らした
3. クロストーク改善用にC7を追加
低域特性がこんな状態なので、あんまり真面目には計測していないのですがクロストークは80dBくらい確保できています、残留ノイズは0.1mV未満です。
ついでにまさかの出来事なんですが、ここに使っているH-5Sはタンゴのトランスですけど、40年前に新品で買ったものです
今回、計測していて気づいたんですけど、トランス泣きします7KHzから9KHz辺りにかけてピーって泣くんです、2個ともそうです。
まあ なんであれ、今の僕のスキルではこのアンプの低域特性を直すことができません
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