8 月
27
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今回の改造で6B4Gシングルアンプはひとまず完了とします(そのつもりです)
些細な事を気にして先に進めないのが悪い癖です
変更したのは6B4Gのフィラメント部分の配線です
今まではハムバランサの代わりに27Ωの抵抗を入れていました
これは12Ωくらいのほうがベストな気がしますけど違いを試すのも面倒すぎます
実は気になる原因を排除しようと思い抵抗を無くしました
つまり、こうなったわけですね、部分的に書き出した回路図です
バイアスも再調整し-58.5Vから-53.5Vとなりました
プレート電流は以前と同様に48mAです
今まで、こうしなかったのは古い言い伝えを守ろうとしていたからにすぎません
これでもスピーカーからはハムなんて一切聞こえてきません。
「直熱管はフィラメント中点から接地するのが一般的な使い方」 ←これ聞いたことありますよね
こんな呪文を信じて意味不明なままでしたが、馬鹿らしくなって好きにさせてもらう事にしました。
古いオーディオ雑誌を読んでも正しく説明された記事を見たことはありません
なぜ中点なのか?
それに中点からの配線は出ていないし
ハムバランサー入れてるけど真ん中で最良点となることもないし
悶々と考えていると、だからどうした それがどうした ってことになりました。
最近ようやくこの事を分かりやすく説明している記事をネットで見つけて長年の疑問が解消されました
それによると
フィラメントの中点(現実は仮想中点となります)をアースするのは、フィラメントの各点で電位が異なるのを最小限とするためと寿命にも影響するらしいことが解りました。
つまり中点ではなく僕のように片側をアースすると、単純に言ってこっちとあっちでは6.3Vの電位差がありますから、プレートから電流が流れてくるとしたら電位の低い方へ流れ込もうとするだろうと予想はできます
当然、この状態は寿命にも悪影響を与える可能性は十分考えられます。
完全に中点ならバランスはいいのでしょうがね
どっちに転んでも各点での電位が異なる事実に変わりがないため、気休め程度に考える事にしました
それに寿命と言う事ならメタル管なんて構造上もっと最悪ですから気にするのがアホらしくなりました。
これで、配線もすっきりしたしOKとします。