会社移転しました。 RealPlayerで酷い目に遭った
8 月 18

shuttle XS36V
これはIntelのatomプロセッサーを搭載した小型PCです
 メーカーのホームページはこちらです
   http://www.shuttle-japan.jp/barebone/slim/xs36v

基本スペック
モデル名: XS36V
CPU: Intel Atom D2700 デュアルコア
チップセット: IntelR NM10 Express Chipset
ドライブベイ: 2.5インチ SATA HDD×1
対応OS: windows 7 32bit (64bitは非対応)
対応メモリー: DDR3-1066 SO-DIMM ×2(最大4GB)
外形寸法: 200×160×36 mm
電源: 40WACアダプター

ファンレス仕様となっているため静かです
それとは引き換えに高温になります。

XS36Vを使うにはディスクとメモリーを別途用意しなくてはなりません
それと、OSインストールの方法にもよりますがUSB接続のDVDドライブがあると楽です。

とりあえずXS36Vと4GBのメモリー1枚を買いました、その他必要なものは手持ち品で賄います。

どうして、このXS36Vを使う事にしたのか
理由→ 小型、省エネ、Linuxで使えそう、安かった(メモリーと合わせて18,000円くらい)。

対応OSではないのですが仮設用Linuxサーバーとして使う予定でセットアップを進めます
購入前に心配していたのは予定しているCentOS5.4で上手く動くかどうかです。

このNM10 Expressのことを知らないので下手をするとディスクの転送速度が極端に悪い可能性があります、
LANチップはJMICRONのjmc251が搭載されていますがlinux用のドライバーがあるのかどうかが自分にとっての心配事です。

軽くネットで検索してみたらNM10 Expressの方はICH7の延長線的なモノらしく省電力化が図られているらしい、そしてjmc251ドライバーもLinux用にメーカーから提供されているらしい、CentOS6.2系はLANも動いたようなことが書かれていたので何とかな?。

CentOS5.4の32bit版をインストールしますけどメモリーは4GB載せてますからkernel-PAEの方が自動でインストールされます。
確かCentOS5.2までは手動でkernel-PAEをインストールする必要があったと記憶しているのですが5.4では自動的に入ります。

私の場合、Linuxはtextモードでインストールし実使用においてもGUIは必要ないのでXwindowはインストールしません。

このCentOS5.4をインストールしている最中に普段なら聞いてくるはずのネットワークに関する画面が出なかったのでLANは認識できなかったようです(やはりCentOS5.4ではドライバーが標準で用意されていないみたい)。

インストールが完了してもネットに繋がらないとなんもできんじやないかってことで探しました。
海外のサイトでjmc251用のkernerl-PAEに対応したドライバーをrpmで提供しているのを発見したためそれを使いました。

もちろんJMICRONのサイトでも幾つかソースが提供されてましたけどmakeしてみたらエラーしてPAEには対応できないみたいでした。

参考までに書いておくと
elrepoと書かれたサイトです
そこからこの kmod-jme-PAE-1.0.7.1-1.el5.elrepo.i686.rpm をダウンロードしました。

その他はhdparmをしてみたら動きますがエラーを吐くので、ついでにアップデートしました。
CentOS5.4にはhdparmの6系が入っていたと思うのですがソースを探したら9系が出ていたのでそれを入手し入れ替えました。

転送速度は100MB/sですが、これは現用中のAtom機の75MB/sよりは速いから妥当と判断しました。こんなに低い数字でもバ社やア社の高速NASと称する製品よりも遥かに良好なファイルサーバーとしての実力がありますから上等ですよ。

ここでちょっと気になる事

蓋を開けて中を見ますと、んー かなり厳しいな コネクタが多すぎる、これじゃ長期連続運用には適さないぞって感じました。とにかくコネクタはトラブルの元です。

最初、メモリーとHDDを取り付けて起動させてみました
が、うんともすんとも 全く起動してくる様子はありませんでした

ほー これは不良品だな 所詮この手の製品はこんなもんかなって思いましたが
しばし考えてメモリーの取り付けスロットを変更してみたところ無事起動しました。

メモリースロットは2つありますが、それの基板側に挿していたらダメでしたが外側に替えたらうまく行きました。1スロットしか使わないなら外側に挿さないとダメなのかもしれませんね。

それと、ついでに温度も計測してみました
起動後早い時期にCPU付近は熱くなります、本体は立てて使うようにデザインされていて上部にヒートパイプの放熱フィンがあります、ここを計ると58度を少し超えてますね、室温は26度での計測です。
ファンを使って冷やす事を考えたほうがいいかも知れません。
放熱器も熱いですけど基板も高温になってますからコンデンサーが持つかどうか疑問です。
直接日の当たるような場所や明らかに高温になる場所へ設置するのはマズイでしょうね。

消費電力は12Wから15Wでかなり省エネ効果が期待できます。

boss

written by boss