2 月 19

インテルの資料には確か第2世代からQSV対応と記載されていたと記憶しているのですが
調べてみると実際にIntel QSVをVEGAS PROから利用するには
第4世代以降のCPUでないと利用できないようです。

僕の友人が第2世代のi5が乗ってる古いPCにVEGAS PRO 16を入れたのですがCPU内蔵のGPUを認識しないので どうしてかなぁー?っと思ってました

ついでに処分待ちの古いPCを複数台起動して確認してみましたところ
第3世代はノートPC・デスクトップのどちらもダメでQSVが利用できるのは第4世代以降のモノに限られることが解りました。

タスクマネージャーのパフォーマンスを表示させると手っ取り早く確認できます
QSVが利用できないのはこんな表示になります
第3世代のCPUだとGPUグラフが無い

GPUのグラフが表示されません。

さらに調べてみるとDisplayドライバーのバージョンも関係している様子で
Windows10では特定以上のドライバーバージョンでGPUが動いていないとグラフには表示されないようです
ですが第3世代のCPU用にはバージョン10が最終のようで
第4世代にはバージョン15が提供されています
このことから判断すると
Windows10のタスクマネージャーでパフォーマンスのGPUグラフを表示できる条件はDisplayドライバーのバージョン15以上が必要だと推測できます。
GPUのグラフ表示ができない = Intel QSV利用不可 って図式が成り立ちます

VEGAS PRO または VEGAS MOVIE STUDIOどちらも同じなんですが、条件を満たしていないとQSVを使った書き出し(レンダリング)はできないため、常に待ち時間が激しく長くなります。

VEGAS PROを起動してオプションのユーザー設定のビデオをクリックすると表示されるページにGPUについての設定項目があります

GPUを認識できている場合はこんな感じです
option-gpu-1

もし認識していなかったらオフのままです
option-gpu-0

ちょっと不思議なのはGPUを認識していて意図的にここをオフにしていてもレンダリング時にはIntel QSVもちゃんと使えます。
ただし、プレビュー表示の処理に確か影響していたとは思いますが・・・

それからGPUが使える場合はレンダリングのリストにもわかるように表示されます
render
もし認識できていない場合はIntel QSVのついた選択肢は一切表示されません。

VREGAS MOVIE STUDIOはレンダリングの時に詳細表示(拡張・・・だったか、上級者・・・だったか忘れた)に行かないと、標準のままだと初心者用にいくつかの保存形式を選ぶだけの表示なので、意図した結果をを求めるには、その画面の右下辺りにある詳細・・・をクリックすればこの画面に似た表示がされます。

まあ、なんであれ、せっかくVEGAS PROを勧めて友人のPCにインストールしたのにQSVが使えない現象をみて疑問があったので調べてみた話しなんですが
自分的には納得しました。
まっ 時代に合わせてパソコンもある程度は新しくないと厳しいってことでしょうかね。

boss

written by boss

2 月 17

現在、VEGAS PROのバージョン15と16の両方を使っています
動画編集用のPCにだけ15と16の2種類をインストールし使い分けしてます
VEGAS PRO 16は機能が増えたのは良いのですが重いので主に15の方を使ってます。

動画編集用のPCは超ハイスペックではなくてごく普通のものです、仕様の概略をご紹介しておきます。

OS: Windows10 PRO 64bit(本日の時点ではバージョン1809です)
CPU: Core i5-8400
memory: 16GB
記憶装置: システム用に500GB/SSD、編集時のデーター用に500GB/SSD
GPU: CPU内蔵のUHD Graphics 630

こんな感じに仕上げてます、もしかするとグラフィックボードが無いじゃんと思っている方もいらっしゃることでしょう
これについては後で説明します。

僕は4K動画を編集するにあたって最初に悩んだのはハードではなくソフトです

元々は今こうして記事を書いてる、このPCでも使える事を前提に考えていました
このPCはIntelのNUCで型番がNUC6i5SYKです
CPUはCore i5-6260U 1.8GHzが使われています
11cm×11cm角の厚さが3.5cm程度の手のひらサイズのPCで小型です
512GBのM.2SSD、16GBmemoryで、ノートパソコンを小型デスクトップにしたようなモノです。

このPCで軽快に操作できることを目指していくつかのソフトを試してみました
どれもこれも宣伝文句はいいけれど使い物にはなりませんでした
(※今回は名指ししませんが少なくとも無料ソフトは漏れなくマルウエアがオマケで付いてきますから使わない方がいいですよ。)

最終的に使い物になると感じたのはEDIUSとVEGAS PROだけでした
どちらも快適に操作できますが、操作感、機能、価格の3点でVEGAS PROにしました。

Intel NUCから動画編集専用に別のPCを用意することになった経緯は
このPCでこの動きなら、動画に向いた仕様のPCを用意したら すごく はやいんじゃね

因みにあとでデータは載せますが、このPCで1分間ぶんの4K動画を4KのままIntel QSVで書き出したら2分かかります
これが速いか遅いかは人それぞれと思います
ついでに、このPCでソフトレンダリングしたら約16分かかりました。
※テストに使う4K動画は帯域100Mbpsで29.97fpsです。

なんせ、このPCのCPUは所詮ノートパソコン用ですから省エネではありますが
Core i5とは言っても2コア/4スレッドで負荷の重い処理には向いていません、それでこのタイムですからIntel QSVを使う限り僕としては悪くない印象です。

そういう事もあって動画専用にはCore i5-8400で十分だろうと考えました
第8世代のi5は6コアになり第6世代までのi7よりも性能が良いのではないかと考えていますし・・・

こうしてi5-8400を使ったPCを用意し2カ月使ったのですが、さらに改善できないものかと思い今回の計測中にi7-8700に替えてみました。

レンダリング時間を計測したので表にしてみました。

Vegas pro レンダリング性能

こんな感じですが、このデータから推測できることがあります。
この表の中にi5-8400/4Cと言うのがありますが、これは4コアで動作させた場合の参考用計測データです。
※N/Aとなっているのは、計測の価値もないと思いサボりました。

今回のテストで解かったことが3つあります(推測も含めての感想です)

  • 1つ目. Intel QSVでレンダリングするばあい、CPUが同世代・同カテゴリーならi3・i5・i7のどれを使っても性能差は殆ど無い。
  • 2つ目. ソフトレンダリングのばあいは明らかにCPUのコア数に依存し多いほど有利。
  • 3つ目. VEGAS PRO 16は4Kを扱う推奨環境は公表されている通り8コア以上のCPUが望ましい。

計測データから判断するとi5-8400とi7-8700のGPU性能はこれが頭打ちのようですね
Intel QSVだけを使うならi7に乗り換えるメリットはあまり見えてきません
内心、高価なCPUに交換したのに期待する結果にはならず無駄だったのかと思ってます(別の理由で有益だったとも判断できるので後述します)。

ここまでの内容で、この記事を読んでいただいてる方々の中で、別の視点をお持ちの方がいると思います
例えばメモリーを足せば!とか、グラフィックボードはどうしたの?とか

ある程度、使い方に慣れているせいもあるのですがメモリーについては16GB以上多く搭載しても処理能力の改善はありませんでした
あるとしたら、こんな時にこんな使い方です
4K動画を数本ほど別々のビデオトラックに配置し、音データも複数のトラックに配置して編集しているときにプレビューが付いてきません、それとVEGAS PRO自体が不安定になりフリーズすることもあります
これを回避するにはプレビューをドラフトの4分の1にしたりプレビューの表示サイズを小さくすると回避可能だったりします
あるいは、ここでダイナミックRAMを使ったプレビューを駆使するならメモリーは32GB以上てを搭載すると快適に使えるようになります
※16GB割り当てても4分間程度分しかプレビュー処理ができないため、ここも使い方次第ということでしょうかね、但しメモリーを増やしてもレンダリング処理速度に変化は感じられません。

つづいてグラフィックボードの件ですが最初はQUADROのP620が手元にあったので試してみました
これだとQSVではなくてNVENCが使えるのですがP620程度では役に立ちませんでした
レンダリングに失敗するか、フリーズするかで使えません
エフェクトの種類によっては使えるのですが、殆どはエラーしてました、それと決してレンダリングの時短もできず、上手くいっても画質の劣化が目立つことが多かったので取り外しました。
もしかするとGTX1050Ti以上のを使えば多少は改善されるかもしれませんが画質の劣化が気になります、仮にGTX1080Tiだったら激高価ですから、見合った結果が得られるとは考えにくいです、ゲーム系には向いているのでしょうが・・・

それと、VEGAS PROを使っていてある事に気が付きました
なんて表現するのか分からないのですが 色転げ が発生します
特に空の部分はこの現象が目立ちます、そして海面・水面とか 色転げします
ソフトレンダリングはベストで綺麗な仕上がり、 Intel QSV < NVENC となりNVENCは最悪です

そんなこともあって今はグラフィックボードは考えていません、メモリーはもしかすると増設するかもしれません。

気まぐれ的にi7-8700にしましたが、先にも書いたとおり有益なこともあるのです
美しい仕上げのためにソフトレンダリングが必要なことも多々あるため待ち時間短縮には効果が期待できます。

今回計測したデータはある意味、実用タイムではありません
実際の編集時には多くのエフェクトを使いますからレンダリング時間は長引く傾向になります。

結局僕の目指しているモノは長時間の複雑な編集作業でも安定して動作し、確実に目指した仕上がりでレンダリング完了まで辿り着けることです
動画編集を始めるにあたり、どんなパソコンがいいのか?と迷っている方の参考になれば幸いです。
少なくともVEGAS PROとEDIUSには、わりと平凡なパソコンで十分です。

boss

written by boss

2 月 16

とりあえず、僕の使っているWindows10での話しです

Windows10なので標準で入ってるのはEdgeとInternetExplorer(IE)の2つ
これらとは別にGoogle Chromeをインストールしてます
で、既定のブラウザーをGoogle Chromeにして使ってます(使ってました、過去形です)
つまり常用しているのはGoogle Chromeで用途によってはIEを使ってます。(使ってました)

IEは主に銀行系とMicrosoftのサイトで特定の操作をする場合に使います。

YouTubeは今のところGoogle Chromeの一択です、IEだと4K動画が観れないから・・・
Microsoftの推奨するEdgeは初期のころの印象が最悪なので未だに使っていません
先日、Microsoft発信だったと思うのですが、そろそろIEは止めようよ・・・みたいな事がどこかのニュースで載ってました。
※仕事柄、時々Edgeを試してますが最近はかなりいい感じで使えるようになっていますので拒む理由は既に無いのかもしれません。

最近Google Chromeを使っていて嫌になってきた理由は広告が激しすぎるんです
とにかく鬱陶しいです
ちょっと調べ物をしていてどこかのサイトであれこれ商品を吟味していると閲覧履歴を手掛かりにいろんなところで、その関連広告が表示されます。
だから1週間に2回くらい履歴をリセットしています。

web広告も日に日に進化して、やたら目立つ広告が増えました
ようするにニュースの記事に集中したくても広告が邪魔なんですね
マジで どーでもいいです

Googleは無料で多くの便利機能を提供してくれますが
まるでネット社会のボスのような面をして、あーだこーだとルールを作り替えていくその態度に最近は辟易しています

もー みんな Google Chromeを使うの止めようよ って僕は言いたい。

ふとした事からFireFoxを久しぶりにインストールしてみました
アドオンで機能を追加していくと重くなるとは思いますが
標準のままだと、以前と違って軽いですね、以前は起動が遅かったので使う気になれなかったのです
最近のバージョンだと軽快に速やかに起動し、いい感じで使えます
インストール直後のままだとシンプル過ぎて不便なので設定を変更するといいです。

そんなこんなで思うところがあって最近はFireFoxを既定のブラウザーにしています。

パソコンを活用するうえで大事なのは目的や用途に合わせてブラウザーも使い分けるべきだと僕は考えています。
そしてマメに履歴・cookie・キャッシュもリセットしましょう
特にcookieやキャッシュには悪質なものが含まれていることも珍しくないので削除した方がいいよ。

boss

written by boss

2 月 15

zippoのライターが痛んできたので修理してみました。

ちょうど今年で10年使っているzippoのライターです
この間に芯は2回くらい交換したかな
特にオイルが減っていると芯も燃えてしまいますので火付きが悪くなったり炎が小さかったり
こんな時は、芯を15ミリくらい引き出してカットして使えますが
この手も2-3回使ったら交換です。

石は当然数えきれないほど交換してます

もしかすると交換用の芯も売っているのですがご存知ない方もいるかもしれませんね

zippoライターのメンテはこれで良いと思っていたんですけど
毎日10年も使うと意外なところがダメになってました。

この1年くらいはなんだかガバガバになってたんです
フタを開けるとガバガバな感じで
よーく観察したらフタを閉じても隙間が空いてるし
思い切って修理してみました。

この部分なんですよ ヒンジの所です

zippoのヒンジ

何となくシャフトが折れてるのかなぁ?

注意深く観察してヒンジの爪を開いてみました、きっとシャフトが取れるはず

zippoのヒンジを開いた図

よーく見たら 折れては無いけど すり減ってますね シャフトが痩せて、このまま使ってると折れるところです。

zippoのshaft

シャフトを取り出して拡大するとコレ

shaft-2

別の調子の悪かった安いzippoライターを1つ犠牲になってもらい、同様な手順でシャフトを取り出し、それと交換しました。

shaft-3

どうです いい感じでしょ

できるだけ元通りに組みなおしてフタもきちんと締まるようになりました。

z-after

これで思ったのは、たまにはヒンジの部分には注油をしたほうがいいな
それと、かなり頑張らないと元通りの動きにならない事が解りました、
シンプルな構造ですがなかなか職人技ですね(実際は機械が作るのでしょうけど)
ヒンジの締め具合や僅かな角度と言うのか位置の違いで開き加減も違うし音も違いますね
僕的には難しいと感じました。

修理後の様子はこんな感じです。

boss

written by boss

2 月 07

この間はマイクを買った件についてでしたが、今日はヘッドフォンについて。

普通に空撮を依頼された範囲での事でしたら撮影するだけなんですが
それ以外の時は空撮の映像だけでは表現しきれない部分を別の何かで動画撮影したり静止画撮影したりするのが、僕の場合は一眼レフカメラだったりします。

空撮したのを戻ってから映像チェックしていたら音も欲しいよねって思うことが多々あり、できるだけその場所で録音もして帰ろうと思うようになりました。

殆どはPCMレコーダーで音だけ別録りする(フライト中はモーター音がうるさ過ぎる)のですが、空撮動画と音を合わせてたら今度は普通に撮影した映像もあるといいよねって思った次第です。

そうすると、装備は増える一方でして困ったものです。

そんなこんなで音録りも大事なポイントです。

今までは録音レベルの調整などにイヤホンを使ってましたが何気に今度はヘッドフォンを用意しました。
高いのは買うつもりないのでSHUREのSRH440を買いました

srh440-1

こんな感じの物です

でもちょっと重たかった、カタログで311g(コード含まず)となってます
迷いに迷ったのですがソニーの方を買うべきだったかも、あれなら200gなんだよなぁー

音質は下から上まで癖が特になくフラットな感じでモニター用には良いと思います
解像度もいい方だと思います、スピーカー効率も高くて無意味にボリュームを上げる必要がありません
それとステレオミニプラグなのでカメラやPCMレコーダーにも直接挿して使えるのでこれを選びました
ソニーだと標準プラグなので変換プラグが要るんですよね ここが最後まで面倒だし引っ掛けると折れやすくなるしとか諸々悩んだところです

ですが音質や軽さではソニー(MDR-CD900ST 最初はこれを狙っていたのですが6,000円くらい高いのです)の方がいいと思います。

社内で映像編集しているときも、サーバーやら何やらと騒がしいのでヘッドフォンは活躍してくれます。

それにイヤホンだと目立たないから、話しかけられても気付かなかったときに
無視してんのかぁー こらー っていうのが有り得ますが
ヘッドフォンなら 見たらなんとなく伝わりますよね

boss

written by boss