CPUの温度について以前から気になっていたのは事実ですが、壊れたことないので調べる気も無く現在に至ります。
最近は4K動画の編集でCPUに負担がかかっているだろうと思っていたので調べてみました
ハッキリしないのは皆は何を根拠に温度がどうのこうのと書いてるんだろう?
使った温度計測用のツールが特定できないので今一つ理解をするのが難しいなぁ
少なくとも、CPUクーラー自体触ってもそんなに熱くないんだけど、どうなってるんだろう?
調べるうちにOCCTだとか、なんちゃらベンチだとか
はーはー なるほど そういうのね測るわけねって思った
更にネット検索するとIntelも同様に計測できるツールを提供していることが分かったので
それをダウンロードして使ってみた
ダウンロードしたのはIntel(R) Extreme Tuning Utilityです
これインストールして、いつも通り動画編集をしてみたら
いやー すごいなぁ CPU内部のコア温度は激しく熱いんですね
100度に達してますよ
CPUのケースの表面はそんな感じしないのですがCPU内部ではこんなに熱くなるんだーって感心したね
それでも、別になんらトラブル無く使えてますけど なにか?
好奇心のついでに考えてみました
そう言えば近年のリテールクーラーは総アルミとなり銅芯が入ってないな
少ない知識と間違った推理をしてみても、これは妙だ
いやいや、最近のCPUは、今使っているi7-8700ですらTDP65Wだから
いい仕事をしても電気を食わず熱くならないからこれでいいのかもって考える事にした。
しかし、計測して100度になるのを見てしまったので、これはなんとかしないと長期の安定利用には厳しいのかも・・・
先に、書いておきますが、この時点で早速人気の虎徹mk2と個人的にベストと考えるインテルのTS15Aを、とりあえず買いました。
テストに用意したのは虎徹mk2・TS15A・手持ちの銅芯入りIntel純正のクーラー(確か第4世代くらいまでは、同心入りだったと思う)・初代i5を使った組み立て式パソコンに使われていたクーラー(同心入りです)の4種類です。
写真で、それぞれの違いをお伝えすると以下のようになります。
近年のリテールクーラー(sample1)
BTOから取り出した銅芯入りクーラー(sample2)
第4世代のi5に付属のリテールクーラー(sample3)
IntelのTS15A(sample4)
人気の虎徹Mark2(sample5)
リテールクーラーも時代と共に安造りになってるようです。
一番最初に取り換えて使ってみたのはsample2のクーラーです
総アルミ製になったものと比べてCPUとの接合面が銅になっているだけで冷却効率は期待できるはずと考えているので、部品棚から最初に見つけたコレで試しました。
テストに使うのはVEGAS PRO 15とテスト用4K動画を使って比べました
約7度くらい下がりました、温度のピークは100度に達する事もありますが、それが短時間になったのでリテールクーラーのように一旦100度に達したらそのまま続くというのは解消されましたので、たったこれだけでも違いは確実にありました。
sample3はsample2よりも銅芯の直径が大きいのもあって、さらに効果を確認することができました
4Kのレンダリング中は80から90度前後ってところでしょうか。
さて、残りはTS15Aと虎徹mk2ですが
アマゾンでは虎徹mk2の人気も評価も高いようでTS15Aは影が薄いですね
ここでハッキリ宣言しますが虎徹mk2はゴミだと思っています または 飾りです。
最初から僕はTS15Aがベストだと考えています
理にかなった構造と加工精度が揃っているため、虎徹シリーズや中途半端な水冷なんかよりも優れているのがTS15Aだと考えています
信じているというか信じたいというべきか、でもTS15Aなんです。
samlpe5の虎徹mk2 なんて馬鹿な構造をしているのでしょう
このプレートからパイプに熱が伝わりマヌケな取り付け方をされた薄いフィンへ効率よく熱が素早く移動することは考えられない。
しかも、恐ろしく圧力をかける構造の取付方法で基板もCPUもいい迷惑だ
使わずして文句を言うのは僕のポリシーに反するので買って使ってみました。
ほー すげー よく冷えます
80度前後で推移し、たまに90度近くまで上がります
いやー これかー それで人気があるんだー なるほど
でもね、僕は騙されません
自分で見たものしか信用できないのと、構造の全てが納得できないので・・・
こんな程度のもので冷却ができるという事実は認めたうえで100歩譲っても使う気にならない理由をお伝えします。
下記の動画を見て頂くと良いのですが、CPUとの接触面は湾曲していて、とてもじゃないですが熱伝導の観点から判断してダメですダメすぎます。
全然フラット仕上げされてません、歪みまくってます、真ん中が浮いてるからクルクルとよく回ります。
確かに、これを使うと冷えるから高性能って思う人がいても仕方ありませんが
取付構造の問題は基板やCPUに無駄なストレスをかけることと、熱伝導グリスの塗り方でも影響するでしょうしお奨めできません。
それと比べたらIntelのTS15Aはよくできています、真面目に作ってますね
銅の塊だと重量とコストに影響するから構造が工夫されていますね、中空の銅芯にはガスが封入されているのではないかと思われます。
TS15Aの上部
結論を言うとsample4のTS15Aが一番効率よく冷却できます。
1998と刻印されてます、生産は既に終了しているのでしょう。
現在IntelのサイトではTS15Aの資料が見つからないので、いつまで入手できるのか分かりません
amazonで買えるうちに何個か買っておく予定です。
ファンは通常タイプが利用されているので音は五月蠅いのですが事務所内にはもっと五月蠅い物がたくさんあるので気にしません
深夜の自宅ではかなり五月蠅いでしょうね、その場合はファンを別のと交換するのも有りと思います。
最後に計測するにあたってOCCTでなく、実際に利用しているソフトでエンコード処理をした方がCPU負荷は高い様子だったのでOCCTは計測に利用していません、もちろん設定を変更して爆負荷をかける事もできるのでしょうがO.Cするわけではないので。(※OCCTの方が10度弱低い計測データでした)
written by boss